大石忌
- By: たかまろ (袋小路 貴麻呂)
- カテゴリー: ごまめの歯軋り
- Tags: 祇園町
皆はんは京都市の地図見て、「何かおかしい」て思わはらしまへんか?そう、右側に左京区、左側に右京区がおます。
上京・下京は解るて思いますけど、右左はおかしいて思わはりまっしゃろ。実はこれ、御所の紫宸殿から見て(天子は南面すと云うしきたりで、御所の紫宸殿は南向きどす)、右左となるわけどす。
上ル・下ルは地図を壁に貼って貰うたらよう解ってもらえますぅ。
三条・四条も、御所が起点(0)で南に向こうて一条から十条まであるのんどす。
ひな人形も京都では向かって右がお内裏さん、左がお雛さんで、よそとは反対になっとります。もちろん右・左大臣も、橘・櫻もおんなじどす。今度御所へ行かはるときは気ぃつけて見てみとぉくれやす。
今月の20日に、大石内蔵助はんゆかりの祗園一力亭で「大石忌」ちゅうのんがおます。これは何かて云いますと、大石はんが切腹しはったんが元禄16年2月4日。太陽暦では3月20日になるらしおす。
この日大石はんを偲んで、井上八千代はんが「深き心」、あと芸・舞妓はんらで「宿の栄」ちゅう舞を手向けはるのんどす。
ちなみにこれは、招待客だけどすので一般には公開されてまへん。
え、「あんたは行ったことあるのんか?」どすて。
いえ、うちも誘われたんどすけどまだ行ったことはおへん。
これが済んだら、をどりも目の前どす。祗園町にいっぺんに春がやって参ります。
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