とり安さんは京都の親子丼フリークには有名なお店で、以前から一度食べに行こうと思ってたんです。
が、昼のみの営業でなかなか伺うことが出来ませんでした。

外見は三軒の家を内装だけ改修してるような感じで、向かって右はかしわ屋さん(京都人は鶏肉専門店をかしわ屋と呼びます)、御池通りから一本北の押小路通と烏丸通りの角にある方が親子丼の飲食店となってるようです。
コロナ明けに一度行ったのですが、その時は暖簾のかかってる北側のドアを開けたら冷蔵ケースが並んでる鶏肉の販売店で、
「ここで親子丼食べられますの?」
と聞いたら、店内にいたおばさんが奥にいる人に
「今日やってる?、休み? 今日は休みです」
とぶっきらぼうに言われたので、もうここで親子丼を食べることは無いなあと思った次第です。
どうもコロナ明けでまだ営業が不定期だった模様です。
ランチは11:30営業開始で少し早く着いたので10分ほど店の前で待ってました。
開店前に男性二人組が僕の後ろに並びました。
超有名店でもこの時期はあまり人が並んで無い8月の盆明けから9月半ばまでの閑散期でしたので、えらいもんやなぁと思いました。
若い男性が中から出てきて暖簾をかけ「長い事待たせてすんません、どうぞ〜」と愛想良く招いてくれました。
配膳のお姉さんも愛想良くコロナ明けの時の印象とまるで違う好印象を持ちました。

カウンター席の奥に座りました。
カウンター席が七席ぐらい、4人掛けテーブルが2の2人掛けテーブルが1だったかな?
私が食べてる間に。ほぼ満席になりました。
メニューが壁に貼り付けてあります。
舌代ですか、なるほど。
皮焼きとか砂ずりとか書いてあるので本来は焼き鳥屋さんなのかもしれません。

待ってる間に店内を見回してみる。
祇園祭千百五十年の祝い提灯が飾ってある。
令和元年6月30日の提灯行列、この日は宮本組雅楽班で雅楽の道楽をさせてもろたなぁと懐かしく思い出しました。
こんな感じでした。

ちなみに宮本組雅楽班では八坂神社の祭事にご奉仕をさせて頂く人材を広く募集しております。
初心者歓迎ですので、ご興味のある方はぜひこちらのサイトを覗いて見てください。
話が横道に逸れてる間に親子丼が着丼しました
とり安の親子丼

親子丼に具がわかめのみの赤だし味噌汁、たくあん二切で1,100円(税込-2025/9)でした。
この「親子丼が好き」をブログで書き始めた時は基本1,000円以上の親子丼は食べない方針でしたが、失われた40年で給料も物価も上がらへんかった時代は終わり、アホみたいに急激なインフレが続き市中の親子丼1,000円の壁はすでに崩壊状態なので仕方ないですよね。
それではアップで見てみましょう。

◯ 乱切り九条ネギ
× 先振り粉山椒
粉山椒はあくまで香辛料、好みの問題もありますから最初から振ってあるとあんまりいい感じがしませんのです。
九条ネギは好印象、私の中では
「親子丼=九条ネギ」
「天丼=玉ねぎ」
がデフォルトスタンダードなのです。 あくまで個人の好みですが。
いよいよ親子丼、実食です

卵はふわっふわです、これは技術のいる作り方です。がしかし、味が甘くて薄い。頼りない(あくまで個人の感想です)
薄味が卵本来の味を引き出してるとも思えるのですが、食べ進むと頼りなさが引き立ちます。もう一味欲しい(あくまで個人の感想です)
鶏肉は流石鶏肉屋さんだけあってぎょうさん入ってました。 もも肉と胸肉が入ってるように思いました。
食べ終わってぐるりを見渡すと、たまたまかもしれませんが、唐揚げ丼や唐揚げ定食を食べる人がたくさんいました。
唐揚げの方が味が濃そうで、オヤジ向きかも。
あっちにすれば良かったと頭をよぎりましたが、それは次回来店のお楽しみにします。
とり安さんの最寄駅は京都市地下的東西線の御池駅で、徒歩3分ぐらいです。
近くには京都国際マンガミュージアムとか、新風館なんかがあります。
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