大嘗祭で天皇陛下が召し上がられるのと同じお米を食べたい

京都府八木町のお米
新!八代目日記

勤労感謝の日はもともとは新嘗祭が行われる日で五穀豊穣と国家と国民の安寧を天皇陛下が祈られる日で、新嘗祭の日まで天皇陛下は新米をお召し上がりになられないという事を知った時に「ああ、僕は知らぬ事とは言えなんと不敬な事をしていたのだろう」と多いに反省したものです、、ちょっと大層ですが。

何年前かは忘れましたが、それからは出入りのお米やさんに頼んで新嘗祭までは新米をもって来ないように頼みました。

11月も過ぎるとスーパーなどの店頭で販売されているお米はほとんど新米のマークが付いてますが、業務卸をされてるお米屋さんは寿司屋さん用に古米を在庫してるんです。

そして新嘗祭当日の11月23日に五穀豊穣の感謝をしながら新米を頂いてます。

御代代わりの今年は新嘗祭では無く大嘗祭が行われ、そこで使われるお米は古来よりアオウミガメの甲羅を焼いてひびの割れ方を見る「亀卜(きぼく)」と呼ばれる占いにより決められたそうで、今回の大嘗祭は栃木県と京都府のお米が選ばれました

京都のお米が選ばれたとなるとなんとなく京都府民として嬉しいいものです
せっかくなら今回の主基田(すきでん)に選ばれた京都府南丹市八木町氷所のお米を僕も大嘗祭の日に頂きたいと考えた訳です
すんません、ミーハーで

どこのお米が決まった時、すぐに出入りのお米屋さんに頼みました
同じ田んぼは無理でしょうから、その近くの田んぼの米でもええから八木町のお米氷所をゲットして欲しいと

数ヶ月経って新米の時期になって、「どんな具合?」とお米やさんに聞いたら「今、二軒のバイヤーに頼んでる、なんとかなると思うよ」との事で安心して待ってました

そしていよいよ新米入荷、米屋さん曰く「八木町氷所は恐ろしくプレミアがついてて、おまけに抱き合わせで同数の古米を買えって言われて断念した、とりあえず八木町のお米は入手できたしこれで堪忍して」との事でした

やっぱり皆さん考える事は同じですね
プレミア価格とか抱き合わせ販売とか思わず子供の頃に体験したガンプラブームでのおもちゃ屋さんのえげつないやり口を思い出しましたよ
あの事件で大人社会の汚さとか厳しさをしったなぁ(遠い目)

18の頃から付き合いのあるお米屋さんですからそれ以上の無理は言いません
ありがとうございました。

京都府南丹市八木町のお米

お米屋さん曰く、「占いで選ばれたお米なんやろけど、正直出来が良く無い、シラタが多い」との事、現物を見たら普段使いのお米より少し小ぶりにも感じます

しかしながらそんな事はどうでも良いのです、これは普段頂くお米では無くて大嘗祭の直会に倣って頂くお米なのですから

そして大嘗祭当日
(実際はそれまでに古米が尽きてしまって近所を探し回ったりしてたのですが)

一時間早起きして仕事して、八坂神社の大嘗祭当日祭に参列しました
八坂神社から八坂神社の御神殿のお米とお赤飯を賜りました

お赤飯は祇園石段下の祇園鳴海屋さんのです

八坂神社御神田のお米

まずはお昼ご飯に八木町のお米を炊いて頂きました
やはり新米はええですね、ツヤツヤしてます

八木町のご飯

そして夜は八坂神社の御神田のお米と八木町にお米を混ぜたものに、八坂神社から頂いた赤飯でハーフ&ハーフにしました

赤飯とご飯のハーフ&ハーフ

紅白でなんともめでたい感じや!とテンションマックス、夕ご飯を頂きながら9時のニュース番組を見ていると大嘗祭の事をやってました。

なんと八木町のお米が使われる主基殿供饌の儀は14日では無くて明けて15日の0時過ぎから始まって三時間にも及ぶそうで、結局は天皇陛下より先に頂くというまたまた不敬な事をしてしまってたのに気がつきました。

何をしてるこっちゃら、シュン太郎です

来年からは新嘗祭翌日の11月24日より新米を頂く事にいたします

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