Netflixで独占配信をしている舞妓さんちの賄いさんを観ました
以前に漫画版を2巻ぐらいまで読んだ事があるのですが、途中で読むのを止めた理由を思い出しました
作品のタイトルから「昔ながら」を守る花街のまかないを紹介してくれるって思ってたのに、食べるものについてはほぼ京都に関係無くて、「あーこれも上っ面の芸舞さんもんやな」と思ってしまったんです
もちろんまかないさんが青森出身で置屋の面々が全国から来てるって事でストーリー的には京都の料理で無くっても問題無いんでしょうけども
親友が体調を崩しておかゆを作ろうとすると置屋のお母さんから
「京都ではうどんえ」
と言われて、うどんを作るために昆布やだし鰹を買い求めるシーンがあるんですが、いや、京都人で家でうどんのだしを取るなら、そんな上等の鰹節は使わへん、混合けづりぶしを使うやろ!とツッコミを入れながら観てました
ちなみに当家で使ってるのはこの削りぶしです(と、さりげなく宣伝)
うどんの具も甘うたいたお揚げさんに、山盛りの九条葱が乗ってました
しんどい時にあないにぎょうさんのネギ食べたら消化不良で余計しんどなるんちゃうかなぁ?と思いました
なんて事を神奈川県出身の友人と話してたら
「あの手の映画とかドラマを京都人は
“そんな事あるかいな、ちゃうちゃう”
って粗探ししながら見るもんだから、それは正しい京男のドラマの見方ですよ」
と言われました😅
ちなみにわたくしの家だけの話かもしれませんが、うちは体調くずしたら、あんかけうどん一択です。
強めに片栗粉を入れて固形物か?と思う一歩手前までトロトロになった混合節で取った強めのうどんだしにおろし生姜をたっぷり入れて頂きます。
胃腸が弱ってるのでネギもかまぼこも無し、最近流行りのけいらんうどんにもしません。
人間の唾液にはアンのトロトロをシャバシャバにしてしまう酵素があるそうで、片栗粉で強めにするのは最後までトロトロのまま食べて体を温めるためなのかな?と勝手解釈してます
片栗粉とおろし生姜さえお家にあれば、この弱腰京うどんと
と、関東の黒いうどんつゆに比べて(舞妓さんちのでの表現なら)色の薄い
さえ買っていただければ安価にあんかけうどんをお試し頂けます
2月は売り上げ低迷の月なので、大きく脱線いたしましたが、舞妓さんちの賄いさんは花街の言葉も自然でよく再現してるなぁと思いました
最近の方言指導って凄いですよね
後半はそういういやらしい京男目線と食品販売従事者目線を外して、純粋な気持ちで観たいと思います😊
2022/2/18追記
舞妓さんちの賄いさんを見終わった後、ネットフリックスおすすめに深夜食堂が表示されたので久しぶりに見たら、こちらも料理は「普通」の料理でした
普通の料理が出てくることで、普通の人たちのドラマがより引き立つのかもしれへんなぁと思いました。
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