わあ〜〜
流石、雅な京都ですね。
龍笛なんて、音を出すまでが大変とか
それを演奏されるとは、素晴らしい❗️
拝聴できる機会があると、良いのですが。
益々のご活躍を❗️
祇園祭に没頭する7月も終わり、8月の初旬は祇園祭の反省会や足洗い(打上げ的な意味です)が続き、まだまだ祇園祭が頭から離れないんですが、お盆前頃にはそれも終息し、毎年急にお祭りロスと申しますか、寂しい気持ちになるんです
これに陥ると恐ろしい事に気力が削がれ仕事までやる気が無くなるんですよね
という訳で今年はスケジュールに雅楽関係の用事をタップリ入れて、お祭りロスを回避することにしました
8/12 神社庁の雅楽講習会 松尾大社
毎年この時期に土日の二日間で開催されるんですが、いつも日程が合わずに参加出来ておりませんでした
今年は日曜日が空いてましたので初参加させていただきました
祇園が京都の東の端だとすると、京都の西の端、お酒の神様で有名な松尾大社にある京都府神社庁で行われました
笙、篳篥、龍笛の三管の講習でそれぞれ初級、中級、上級に分かれて習います
私は龍笛の中級を受講させて頂きました
最初、様子見で一番後ろの席に座っていたのです
でも講習は二日あり、二日目の参加という事で皆さん昨日みっちり練習されてるのか唱歌も歌わないでガンガン吹かれてます
これはヤバい、このままだと訳も解らずボーッとしたまま終ってしまうと危機感を感じ、一番前の真ん中の席が空いていたのでそちらに移動し、講師の先生の目の前で必至でお稽古しました
それが認められたのかはわかりません、ただ目の前にドンガラの大きいオッさんがいて目立っただけかもしれません、講習会の最後に行われる奉納演奏で初・中級の主管(首席奏者)を任ぜられました
龍笛の主管は緊張するんですよ、だって一人で吹くパートがあるんですから
三管揃っての合同演奏でも主管をするんですが、その時点で心臓バクバク、血圧上昇で頭がクラクラしました
何度かのお稽古の後、本番の奉納演奏が始まりました
音取の後に龍笛のソロパート、、、めちゃくちゃ緊張しましたが、大きく音を外す事無くなんとか務められました
曲が平調の越天楽という、たぶん今まで一番練習してきてる曲だということもあるのですが、なんとかなって本当に嬉しかったです
お稽古後に一緒に行った宮本組雅楽班のみんなとご飯食べに行ったのですが、プレッシャーからの開放と上手く出来たという高揚感でいささか飲み過ぎまして、暴言を吐いてたようで後で怒られました。 お恥ずかしい次第でございます、まだまだ未熟(^^;
8/14 八坂神社 疫神社仮遷座祭
八坂神社の西楼門を入って直ぐ目の前にある疫神社の修復工事が決まり、工事が完了するまで神様に本殿にお遷り頂く仮遷座祭に伶人でご奉仕させて頂きました
この日は宮本組雅楽班の先生方もご奉仕されるので主管をしなくても良いということでリラックスしてご奉仕することが出来ました
御扉が開く際に龍笛三名で小乱声を奉じました
本当は新楽乱声なんですが、先生お一人ならいざしらず私ら弟子はまだまだ未熟ゆえ、長い新楽乱声が演奏出来ず、小乱声を追吹(おいぶきーカノンのような演奏法)で奉じました
吹いてるこっちは他の笛に釣られない様に必至でしたが、後で他管の人に聞くとなかなか幻想的に聞こえたそうです
この日も直会でイッパイ飲みがありましたが、先日を反省しつつ明日に備えて控えめに飲みました
8/15 八坂神社月次祭
この日は早くから主管を担う様に言われておりましたので、大変緊張いたしました。
何が緊張するってやはり祭典でありますから失敗してもやり直しが効きません
龍笛は最初一人で吹き出して、他の管と打ち物は途中から付けるのですが、そこがまた緊張するのです
7月に何度も何度も本殿に上がり祭典の流れは頭に入ってるものの、「本当にここで吹き出していいのか? 間違ってたらどうしよう!!」と頭がグルグルするのであります
献饌の前に吹き始めるのですが、進行役の方によって「献饌」という掛け声がある時と無い時があります、まあほとんど掛け声は無いのですが
今回も一瞬躊躇ったら、いつもは龍笛で主管をして下さる先生が、後ろを振り返って目で合図してくれはりました。助かりました
月次祭での主管はたぶん三回目だと思うのですが、一回目は音がまともに出ず、二回目は他管と合わずで落ち込みましたが、今回は少し落ち着いて吹く事が出来ました
大きな舞台が三連ちゃんでしたので、小心者の僕も少し度胸がついたようです
こんな短い期間に雅楽の用事を詰めたのは初めてでしたが、やはりこういった事は一気に濃厚にやると実力が上がると感じました