サンマのような雲

新!八代目日記

藤村屋のお客様はお年寄りが多くまた旅行などでたくさん歩いて疲れてご来店になるお客様もおられますので、店先にお客様がちょっと座って貰える椅子を改装した時にしつらえました。
それがいつの間にやら、うちの年寄りの定位置になってしまいました。

亡父が存命の時は父と母が並んでいつも座ってる事から、近所の方より「ひなびたお雛様」「縄手(通り)の門番」などと呼ばれておりました。
父親が2017年10月に亡くなってからは母親一人で座って山椒の枝取りしたりしているのですが、話相手がいいひんようになってしまったので仕事でバタバタしてる私や嫁によう話しかけてきはります。

連れ合い亡くして寂しかろうとせぇざい喋ってあげようには思ってるんですが、忙しい午前中などは「あ〜そうか」「ハイハイ」とか適当に相槌をうってやり過ごす事が多いのです。

今朝もバタバタしてる時に「ちょっと、ちょっと、空見てみ、あんな形の雲初めてみたわ」というので「またしょうもない事言うてるわ、メンドクさ」と思いやり過ごそうと思ったら「あ〜なんやサンマみたいやなぁ 秋にぴったりの雲や ちょっと写真撮っといて」なんて言うもんですから、魚屋の端くれとして気になって見てみると、確かにサンマのような雲でした。

だからどうしたと問われると、どうでもない、ヤマ無しオチ無し意味無しな文章なんですが、空を見ながら今年は豊漁でよく肥えてるサンマの塩焼きを今晩食べたいなぁと思いました

さんま苦いかしょっぱいか

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