祇園会という落語

え〜 本日は七月十四日、京都の町は祇園祭一色になっておりましてな

こんな時期にふと思い出して聞く落語がございます

古くは祇園会、最近は祇園祭、京見物なんて呼ばれた時もあったようで

あらすじをざっと言いますと

伊勢参りの流れで京都の叔父の家に寄った江戸の男
一緒に祇園祭を見に行こうと誘われるんですが、当日叔父は都合が悪くなり、初対面の叔父の友人と出かけるんですな

この叔父の友人という人が曲者で、伏見の酒なんぞを江戸っ子に振舞うのはええんですが、いちいち自慢をするわけです
いわゆるお国自慢ですな

「京都の酒は日本一や、なんというても京都は王城の地どすさかいな、あ〜っ、あっあっあっあっ(笑)」
って具合に

最初はおとなしいに感心しながら聞いてた江戸っ子なんですが、負けじと江戸のお国自慢で応酬する
それを京都のおっさんに「東夷の田舎もん」とケナされる

最後はお互いケナしながらオチに続くんですが

youtubeでググると名人と言われた噺家の音声がいくつか見つかります

が、僕の一押しは江戸っ子の粋のよさと京都人のいやらしい感じの演じ分けがとてもお上手な現役の噺家、橘家 圓太郎師匠の祇園会

とにかく爆笑なんです
祇園祭のこの時期に聞くと最高です

ネットで探しましたが無料で聞けるものはありませんでした
でもこちらのサイトで購入する事が出来ます。

有料ですが絶対値打ちがあるとても面白い噺です。お試しあれ
http://www.radiodays.jp/item/show/300110

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