もう10年前になりましょうか、祇園のしだれ桜の桜守、佐野藤右衛門さんがモデルになって出てくる水上勉の櫻守という小説を読んだんですよ
作中に兵庫県の山中にいろんな品種が育てられている亦楽山荘(桜の園)という場所があり、国鉄の旧福知山線を歩いて亦楽山荘(桜の園)へ向かうという描写がありました(うろ覚えなので名称は変えてあったかもしれません)
旧福知山線を調べてみると現在は大きなトンネルができた事から廃線となっており、自己責任でハイキングが出来るという情報をネットで見つけてからずっと気になったていたのですが、先日ようやく行く事ができました。
調べた当時は全く整備がされておらず、危険な場所もあり全て自己責任でと非常にきつい目の告知がされてたのですが、2016年頃にコースが整備されて今も「自己責任で」とは書かれてますが、公式にハイキングOKになりました。
とは言え、尻の重い私なのでなかなか行く機会がなく、桜の時期になるたびに「廃線ハイキングと櫻の園へ行きたいなぁ」と想い続けてました
そんな折り、知り合いに「武田尾へハイキングに行きたいねん」と酒席だったかで申しましたら、その方のお母さんが櫻の園で櫻守りのボランティアをされてるそうで、案内をして頂く事になりました。
当初ネットから得た情報で、JR福知山線の生瀬(いくせ)駅からハイキングコースに入り、武田尾駅で帰ろうと思ってたんですが、櫻守りボランティアさんから西宮名塩駅の方が良いとアドバイスを頂きました。
という訳で京都駅8:14発のJR東海道線新快速にのり、尼崎で乗り換え、9:21に西宮名塩駅に到着しました
改札に廃線跡ハイキングのポスターが貼ってあり気分が高まります
京都人の私にとってこの辺りは土地勘の無い場所で、西宮名塩という地名はいつもラジオの交通情報に出てくるいつでも車が渋滞してる所っていうイメージしかありませんでした。
しかし実際に行ってみると、駅から廃線跡までのんびりした田舎の風景で、ハイキングコースに行くまでににハイキング気分を味わえました
4/21と京都市内では葉桜になってるぐらいの日に行きましたが、西宮名塩駅周辺の染井吉野も同じく葉桜になってきてました
ただ、住宅街を通るところがありますので、あまり大きな声を出したりするのは慎んだ方が良いと思いました
ウグイスの声など聴きながら20分ほど歩いて、ハイキングコース入口へ到着
足元を見ると枕木などがあり、確かにここが旧福知山線跡であることがわかります
巨石がゴロゴロ!
右側はすぐに断崖&渓谷で、左側は山の斜面、京都で言うたらトロッコ列車が走ってる旧山陰線みたいな感じです
桜もまだ咲いてますし、いろんな種類の野に咲く花を楽しめましたよ
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