たぶん20年前ぐらいになると思うのですが、歌舞伎発祥の地に住んでいながら歌舞伎を楽しめないのは恥ずかしいと思い、南座で上演されてた歌舞伎鑑賞教室へ2年ほど通いました。
たぶんこのあたり(上村吉弥さんのブログへリンク)だと思うのですが当時は進行役を落語家の桂九雀さん、今や歌舞伎を知らない私のような者でも知っている片岡愛之助さん、上村吉弥さんら大御所が若い時に出演されてました。
そして満を期して南座恒例顔見世興行を観たわけですが、途中でぐうすか寝てしまい、高いチケット代を払っても寝てしまう僕には歌舞伎を楽しめる素養も教養もなんも無いんだと歌舞伎を観るのを止めてしまったのです。
そんなおり京都南座「歌舞伎鑑賞教室」7年ぶり復活なるネットニュースを発見、演目も20年前に観た吉野山という事ですぐにチケット予約をいたしました。
上村吉弥さんのブログに掲載されてる1999年の歌舞伎鑑賞教室のチラシには「御入場料1500円」とあります。
今回のは3500円。
20年給料と物価は上がって無いと言われてるのに2倍以上のチケット代値上がり
果たしてその値打ちはあるのでしょうか?(私、商売人なので金に細かいんです、すいません)
演目は歌舞伎のいろはと義経千本桜吉野山の二部構成でした。
歌舞伎のいろはの司会進行は狂言師の茂山逸平さん
狂言と歌舞伎の違いの解説なども折り込まれ、終始笑いの絶えない進行がとても良かったです。
退屈せす楽しめたおかげで眠くなりませんでした(苦笑)
最初に出席をとります!って言わはったので???と思ったのですが、どこかの服飾専門学校の生徒さんが団体で来られてたようです。
観客席を見回すと全体的に中年女性が多く、その中に混じって若い人たちが固まって座ってる
歌舞伎の新しいファン層獲得の意味もある鑑賞教室にこういった若い人たちの団体客を入れるというのは素晴らしい営業力だなと思いました。
他の日は修学旅行生なども観覧してたようですね。
ほんまは、僕のような年齢のものが来るべきでは無いのかも
一階席は満席、2、3階席は空席ありで、まだまだコロナの影響が響いてるなぁと感じました。
NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でちょうど義経都落ちあたりでしたから、タイミング的にピッタリな義経千本桜
たぶん前回見た時は忠信を義経だと思ってたと思うのですが(汗)、今回は解説でちゃんと理解してみましたよ。
上村吉太朗さん演じる忠信が少しずつものの怪の気配を見せて行くところなど、素養の無い私でも楽しめました。
お若いのに上手いなぁ
3500円の値打ちが十二分にあった幕間をはさんで90分んほどの公演でした
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