「愛宕山に登って水尾方面へ降りて、ゆず風呂で汗を流した後に鶏すきを楽しむ! これ最高に楽しい!」
と、トレッキングが趣味の知人にずいぶん前に聞いてから、ずっと気になってた水尾の里
ようやく行く事が出来ました
友人に
「JR嵯峨野線の保津峡駅まで行ったら車で迎えに来てくれる」
と教えて貰ってたので、予約時に送迎をお願いしました
予約したのはネットで調べて一番良さそうだった直八さん
JR保津峡駅は嵯峨野線の各駅停車しか停まらない駅なので、通勤時間帯ではない昼間の時間帯は一時間に3本しかありません。
直八さんに指定された時間に着くように電車にのりました
初めて降りる保津峡駅
右を向けばトンネル
左を見てもトンネル
そうなんす、保津峡駅は保津川の上にかかる橋上駅で、駅舎も自動改札の雨避け程度、駅員さんがいない無人駅、駅前には民家や商店などは何も無く、ただ道路とロータリーしかありません。
京都駅から電車で20分の駅とは思えないローカル線の旅に出てくるような駅でした
直八さんのお迎えの車で15分ほど山道を走ります
道は車の離合が出来ないほどの道幅ですが、直八さんのお兄ちゃんは慣れてるのか、スイスイ走っていかはります。
杉林の山坂道をクネクネ進み、ぽつぽつ家が見えてこの辺が水尾の集落かな?と思ってすぐのところに直八さんはありました
飲食店、というより田舎の豪邸って感じのおうちって感じです
入ってすぐの玄関に小さなお土産コーナーがありました
ほぼ全て自家製、ゆずポン酢のみ藤村屋でも取り扱いのオジカソースで作って貰ってるとの事でした
帰りに花山椒の佃煮を買って帰りました
外観より中は新しい感じで掃除がよく行き届いてます
窓から見える水尾の里は、本当に山里なんだという感じ
住所は京都市右京区なので京都市内なんですよね
京都近郊だとまだ大原の方が開けていると思います
お部屋もきれい、改装されてまだ10年ぐらいかな?という感じでした
部屋に入ったらすぐに供されるゆず茶と柚餅子(ゆべし)、柚子ジャムが乗ったビスケット
そう、水尾は柚子の里なのです
現在は日本各地で行なわれている柚子の栽培の発祥の地は京都水尾と言われております。
その歴史は古く、清和天皇の、、、、長くなるので知りたい人はwikiを見てくださいませ
お茶で一服したら、すぐにお風呂に案内されました
直八さんにはお風呂は一つしかありません
お風呂利用のシステムは、予約したグループで一時間お風呂が使え、例えば男性のみのグループだと一時間、女性との混合グループの場合は一時間の間に交代して利用してくださいと説明を受けました。
(※その日の来客数などによって変わるかもしれません)
お風呂は大人が四人ぐいら浸かれる広さ、足を伸ばしたら二人ですかね
ゆずがお風呂にバラバラに浮かんでるイメージだったのですが、実際は5.6個入った袋が浮かんでました。
確かに柚子がむき出しだとついついおもちゃにしてしまい、潰したりしてしまいますよね、冬至の時はいつもやってしまいます。
柚子昼酒同様、昼風呂って背徳感あるなぁと思いながらゆっくり浸からせて頂きました
お部屋同様、よく清掃されたお風呂でした
直八さんでは鳥すきと鳥の水たきをされてて、どちらを注文するかものすごく悩んだんですが、柚子を楽しむには水だきかもしれないと思い、水たきを注文しました
鶏肉は下茹済み、いろんな部位が混じってます
お野菜たっぷり、こんなにぎょうさん食べきれるでしょうか?
辛味大根に九条ネギ
ここまでは普通の鶏鍋屋さんでも出てくるものなのですが
柚子の里の柚子胡椒に
柚子果汁を贅沢に使えます!
そして山椒の粉、山椒も水尾で取れるので自家製だと思われます
食べきれるだろうか?
とほんの20分前に思ったのが嘘のようにペロリと平らげてしまいました😊
たっぷり鳥と野菜の旨味が出たスープにご飯を投入してのおじや
もし鳥すきをチョイスしていたら無かったかもしれないおじや
おじやってなんでこんなテンション上がるんですかねえぇ
鍋本体とおじや、どちらか選べって究極の選択を問われたら、私は間違いなくおじやを選びます
おじやを食べるために鍋を食べると言っても過言ではありマセン
おじやにもたっぷりと柚子果汁を入れてさっぱりと頂きました😊😊😊
デザートは柚子のゼリーと柚子を堪能させて頂きました
今回は3月というシーズン外れの時期に寄せて貰いましたが、新ものの柚子がある時期に再訪したい!
いや絶対来る、そう心に決めました。
結局直八さんに着いたのが11時半頃でお風呂入って鶏鍋食べてほっこりして気がついたら3時頃になってました。ほっこりし過ぎて時間があっというまに過ぎました。
帰りもまた直八さんのお兄ちゃんに保津峡駅まで送ってもらいました。
近くにある清和天皇陵などをお詣りに行こうかと最初は思ってたんですが、お腹がいっぱいすぎてまた次の機会に詣いらして貰う事にしました
水尾へは保津峡駅から自治会運営のバスも出てるようですが、あまり本数がありません。
柚子風呂と鶏鍋を楽しめる民家は他にもあるようですが、駅まで送迎してくれるところを選ぶのがベターかと思います。
保津川駅からJR嵯峨野線で一駅が京都の観光名所の嵐山に一番近いJRの駅、嵯峨嵐山駅なんです。
水尾へ行くのは嵐山観光と絡めても良いかもしれませんね
嵯峨嵐山駅で降りて嵐山を散策、帰りは嵐電で帰りました
嵐山に行くと阪急電車の方が祇園まで早く帰れるのに、なぜか嵐電に乗ってしまうんですよねぇ